高齢化社会を背景に、平成12年にスタートした介護保険制度ですが、認知症や一人暮らしの高齢者の方も増え、要介護認定を受ける人は年々増加しています。しかし介護保険の仕組みの全部を理解するには、なかなか困難で、実際に体験してみないとわからないことがたくさんあるとの声もあります。まず介護保険料は誰が負担しているのかというと、国と都道府県・市町村が半分を負担しています。残りの半分を国民の皆さんが負担しているのです。介護保険は40歳以上になると誰しも介護保険料を負担します。いずれは迎える老後を安心して迎える為に、皆が公平に負担するというのは当たり前の事なのです。この介護保険制度を上手に利用する為には、介護保険のしくみを理解しておく必要があるのです。介護保険制度では、自分から申請を出すことが必要になり、利用者自身が、どの介護サービス事業者と契約するかは、利用するご家族の意思によって選択することができます。その方の状況や生活環境に合わせて、高齢者自身が選択した、福祉と医療の両面で介護サービスを、受けられるようにしなければなりません。平成12年に開始された介護保険制度も何度か見直しされ、特に在宅介護の場合、家族の負担が軽くなるように、居宅介護支援サービスのシステムを導入しました。軽度の方は適切な介護サービスを受ける事によって、状態を維持して重度にならないよう、介護の予防を重視する仕組みに変わりました。平成18年度の改正では介護が必要になっても可能な限り、地域で生活していけるよう「地域包括支援センター」や地域住民の利用を基本とする、「地域密着型サービス」が創設されています。